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2011.11.06 Sun
バンガゼ
グラガゼ要素もあるかもしれない。
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グラガゼ要素もあるかもしれない。
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「詳しく知りてぇなぁ」
「何をだい」
「アンタとグランの関係。」
思いがけない話題に、擦り寄るバーンを押し返す。
それにも構わず私の体に絡みつく手には正直興奮するが。それよりも、なんだって?
バーンは私とグランの間に何かしら関係があると思っているようだ。それは確かに正解ではあるが、
「別に、君が想像しているようなものではないよ。きっと。」
「それにしちゃやけにコソコソするじゃねぇか」
「そうだね。私とグランの秘密だから。」
「それ、俺には言えないことか?」
思わず言葉に詰まったが、私にやましい気持ちなど無い。
「君が知ろうと支障のないことではあるが」
バーンはよもや私とグランが、こうして私とバーンがするように甘ったるい時間を過ごしているとでも思っているのか。
そう見えるなら今後の行動を改めねばならない。私とグランはそういった関係ではない、が、
「このことはグランの弱みとして利用したいから、言わない」
不満そうに私の腰に回される手を一撫でして、ついおかしくなる。
バーンが知ったところで何がどうなる情報でもないし、隠す必要はあまり無い。ただ、
グランと私の秘密。
その響きはあまりにも甘かった。
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バーンが知らない秘密は吉良ヒロトのことです。ゲーム設定です。
しかしガゼルの言う秘密は吉良そのもののことではなくて、グランがそれに抱いている感情。
もしかしたらそれは当のグランさえ気付いていない事。
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